年式15年落ち、走行15万km越えの中古車(ゼロクラウン)を買ってみた
平成16年式、走行16万kmのゼロクラウンを約2年、走行距離にして約1.5万km乗った実情を共有したいと思います。
低年式、多走行車は安い、しかし結局修理で高くつくんじゃないの?と思って調べている方に一例としてご参考になればと思います。
◇買った時の状態(全オーナーの話)
・ワンオーナー
・定期点検はなし、オイル交換は8千㎞毎くらい。
・事故歴はない。
・ATFは交換していないと思う。
・前回の車検でテールライトの玉切れがあったので、片側のみテールライトを交換したので5万円以上かかったと思う。
・その他大きな修理をした記憶はない。
◇買った時の症状
・エンジンが温まった後のアイドリングでカタカタ音(タペット音に近い)が鳴る。
・ATFがオイルパンのシールとオイルパン横についているシールから漏れている。
・エアコンの始動時が臭い。
⇒定番のエバポレーター汚れが原因です。家庭用エアコン洗浄スプレー(500円くらい)をエアコンフィルター部から流して解決しました。(年1回はする必要があります。)
◇ディーラーで診断時の推奨メンテナンスについて
ディーラーにて交換パーツ(オイルシール)を発注する際に、ATF漏れとエンジンの異音についてアドバイスを頂きました。
その際の交換推奨パーツは
・ウォーターポンプ、ウォーターポンプ周辺のサーモスタット等(異音の原因なので)
・オルタネーター(16万km無交換である上、クラッチプーリーが対策前なので)
・ATFシール交換+必然的にATF一部交換(ATFが漏れているから)
合計で16万円の見積もりとなりました。
◇買った後の修理内容
・定番のATF漏れ(オイルパンのシール劣化が原因)
⇒シール自体は2,000円程度で購入しDIYにて交換、この時ATFを抜かないといけないのでATF4リットル缶分(3,000円くらい)のみ交換。
・ウォーターポンプ本体を購入し(確か5千円くらい)、DIYにて交換。交換する際にベルトのテンションを抜いた状態でウォーターポンププーリーのガタはなし。やはり交換後も異音は変わらず結局ウォーターポンプ交換は無駄となった。(16万km無交換だったのでとりあえず交換してよかったと思っています。)
その後サウンドスコープを買って確認したところ6気筒の内一番フロント側の1気筒から聞こえていることが判明。これはエンジンオーバーホールが必要なので放置することにしました。
実際には異音もそんなに大きな音ではなく気にしなければ問題ないレベル。
・オルタネーターは定期的に電圧を測りながら、限界まで使用することにしました。
⇒調べたところ信用できるリビルト品は6万円程度。
結果、今のところ修理には1万円程度しかかかっていません。
◇現状
・問題なく快適に乗れています。個人売買なので込々12万円程度で購入し、車検を通して合計20万円以下でした。年間10万円と考えて2年20,000㎞で乗り換えるつもりでしたが次の車検も通す予定です。
・燃費も田舎道メインなので10㎞/リットル程度。
以上です。